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キャンピングトレーラーの運転

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トレーラーの接続

  キャンピングトレーラーの牽引時には,ヘッド車とトレーラーをトレーラ側のヒッチカプラとヘッド車両側のヒッチボールと呼ばれる連結装置で接続する。
 ヒッチボールはヘッド車側に取りつけされているもので,2インチ(約5cm)の直径のボール状の形でこのボールを包み込むようにロックするものがヒッチカプラ。(北米では、2インチ、ヨーロッパでは5cmのボールが主流)
 連結されている部分は、一定の範囲内で上下、左右に動く.

 接続する際には、ヒッチボールにカプラを上からかぶせるように乗せ(右図)、ラッチを倒してヒッチボールをロックする。
 経年使用により、ヒッチボールとカプラに遊びが出てきたら調整ネジを締めて調整を行う。
 

トレーラー牽引時の後退ポイント

@ 後退する場合は,ヘッド車の左右に充分なスペースを確保する。
A 駐車場に駐車する場合は両サイド・前後に駐車中の車がない場所を選ぶ。
B 常にサイドミラーでトレーラーの位置を確認する。
C ヘッド車とトレーラーが一直線の状態からトレーラーを曲げたい方向とは、反対にハンドルを切る。
D ある程度曲げたい方向にトレーラーが曲がるめどがついたらハンドルを戻しながら後退する。

 トレーラーを後退する際には、トレーラーを曲げたい方向と反対にハンドルを一旦着る必要がある。以下のYou Tubeは、トラクタとトレーラーの動画だが、タイヤ(ハンドルを切る方向)とトレーラーの関係がよく分かる。

トレーラー運転時に発生する危険な現象

 トレーラー牽引時に発生するスネークダンスと呼ばれる危険な現象がある。
 これは,トレーラーが高速道路など高速で走行中に空気抵抗や積み荷の偏りなどによりトレーラーが左右に蛇行し,ヘッド車もそれの影響を受けハンドル操作が困難になることがある。
 トレーラー牽引時に法定速度を上回る高速走行をすることは,危険でありスネークダンス現象が起きたときには速やかに減速する。一気にブレーキングするとジャックナイフ現象(トレーラーとヘッドが折りたたみナイフをたたむときのように曲がって事故につながる。)

トレーラーの購入検討のポイント

 トレーラーは、自走式に比べ年間の維持費や車検も安い。デリカやパジェロ、CRVなどパワーのある普通車をすでに所有しているならトレーラーを購入して、牽引するための改造を施すことと陸自への届け出をすることでトレーラーでのキャンプライフを楽しむことができる。
 トレーラーは、ヨーロッパ製のものは、スタイリッシュで750kg以下の車両も多い。特にイギリス、フランス製のトレーラーは、家具の仕上がりや内装のデザイン性も高く、登録から15年経過したトレーラーでも古さを感じないものも多い。
 狙い目は登録から15年前後経過したトレーラー。特にワンオーナーで車庫保管なら非常に条件が良い。
 相場は、(ヨーロッパ製)個人売買で30万〜100万程度(2017年現在)。
 ヘッド車のヒッチメンバーが3〜7万、取付工賃1万〜3万(保安部品配線含む)程度で済む。
 ※あくまでも参考価格。
 牽引のための改造は、DIYでできる部分も多くあったり、陸自への申請も自分でできる部分もある。
 すべて専門店に任せると上記金額の数倍以上かかることもあるので数社で見積もりを取ったり、最寄りの整備工場に相談することで格安でお願いできる可能性もある。 

 一方、ヘッド車とトレーラーを合わせて購入する場合、それぞれに消費税もかかるし、維持費もかかる。
 個人売買の場合、トレーラーとヘッド車をセットで売りに出していることや、消費税がかからないため購入経費も安く抑えることができる。

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