アメリカ製キャンピングカーでは、プラスチック部の変色やビニールレザーの劣化が目立つものがあります。また、ダッシュボード廻りの色がそれぞれの部位ごとに異なり、色の統一感がない場合があります。
 本コンテンツは、クラスAのダッシュボード廻りのレザー張替え及び塗装、シートのレザー張替えについてです。
 本車輌は、濃いアイボリーの内装から、薄色のアイボリーに変更した事例です。
ダッシュボード廻りのレストア
 メーターパネルトリム、ダッシュボードを固定しているビス、ボルトナットを全て取り外す。  ダッシュボードのパネルを取り外す。  純正のビニールレザーを剥ぎ取り、取り外したダッシュボード。上部に残ったスポンジは、スクレーパーで綺麗に剥ぎ取る。  ダッシュボードパネルを取ったところ。配線やエアーダクトなどは全てマーキングし、取り付けの際分かるようにしておく。
 ダッシュボードトリム(アルミ製)については、今回張り替えるレザーの色と同色を調色し、ウレタン塗装を施す。  デフロスターの吹き出し口(ABS樹脂製)もレーザーと同色で密着下地処理剤、ウレタン塗装(軟化材含む)で塗装する。  塗りあがったばかりのダッシュボードトリム。その他、ピラートリムも左右、塗装を施す。  ドッグハウス上のコンソール(ABS樹脂製)もレーザーと同色で密着下地処理剤、ウレタン塗装(軟化材含む)で塗装する。
 張り替えられたダッシュボードパネルを取り付ける。このときに、後付けのナビやオーディオの配線を行えば綺麗な配線ができます。  配線やダクトを取り付ける。
 この際に、タイラップを利用して純正のごちゃごちゃとした配線を綺麗に束ねます。
 メータートリムを取りその他スイッチ類、スピーカー、バックアイモニターメーターアウターカバーなどを付ける。
モケットシートからレザーシートへの張替え(張替え前)
 ドライバーズシート  助手席シート  張替えに出すため、シートを取り外す。
モケットシートからレザーシートへの張替え(張替え後)
 純正プラスチックのドアトリムもレザーを張る。  シートには、刺繍を施す。  全て取り付けた状態@  全て取り付けた状態A
装着の使用感
 薄色のアイボリーに変更したことでキャビンが明るくなりました。また、キャビン内装をプラスチック製品を含め全て同色で統一したことにより、色の統一感が出、新しさを感じるようになりました。

■製作協力■  有 カーインテリア吉田  福岡県北九州市八幡西区則松6-7-18  問い合わせ TEL 093-692-5198 FAX 093-692-5199
作業時間 作業難易度(5段階)
(5が難易度が高い)
作業のポイント 実用度(5段階)
(5が実用度が高い)
トータル35時間程度 ○ ダッシュボードは車種によって異なりますが、取り外しが困難です。無理に引っ張ると破損したり、傷が入る原因になります。全てのネジ類、フック類を取り外すこと。
○ 張り替えたシートは傷が入らないように注意して取り付けること。
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