Fan-Tastic Ceiling Fan Vent とは・・・
 ファンタスティックベントファンは(以降ファンタスティックベント)はルーフベントに吸気・排気のファンがついている製品です。ファンはDC12Vで駆動し、ファンの回転スピード調整が3段階に可能であったり、カバーが空くとスイッチが入るなど優れた製品です。
 夏場の車内の熱気を手っ取り早く排気したり、新鮮な外の空気を取り入れたりすることができ、若干の温度を下げる効果もあります。
 また、これを2個設置し、片方を吸気、もう片方を排気を行い空気を車内に循環させることも可能です。
 このページは、ファンタスティックベントの取り付けに関する解説です。

 
取 り 付 け
 現在装着されているルーフベントを外します。  このタイプは角の4箇所のビスで枠を外し、ハンドル部、上部カバー固定ビス2個を外します。  12V電源が必要であるため、照明から電源をとります。  上部のカバーのシールはカッターで切れ目を入れ、スクレーパーなどを使い切っていきます。
 シールが完璧に切れるまでスクレーパーで作業を行います。完全にシールが切れれば簡単に取り外しが出来ます。力任せに引っ張ると屋根の材質を痛めることがありますので注意が必要です。  屋根に残ったシールはスクレーパーをこするようにして完全に取り除きます。その後、照明の方向に向かい、長いマイナスドライバーなどを使い配線用の穴を空けます。  ドライバーを一旦抜き、先端にハーネスをビニールテープなどで固定し、再度差し込みます。その後、照明の配線用穴からハーネスを引き出します。  今回は照明もアイボリーからホワイトに交換するため、純正のハーネスをカットし取り外します。
 照明用ハーネス、電源、アース、ファンタスティックベント配線などを結線し、照明を取り付けます。  これは、ガスケットで屋根とファンタスティックベントの間に入れ、屋根の湾曲による隙間を埋めるものです。
 梱包用衝撃吸収材と勘違いして捨てないように!
 ガスケットをいれ、ファンタスティックベントの位置が決まったら、ドリルで屋根に穴を開けます。  空けた穴にシーリング材を入れ、付属のビスを使い固定します。締めすぎは絶対に禁物です。キャンピングカーの屋根材はビスに対して決して強くないため締めすぎるとビスが効かなくなります。
 マスキングテープを回りに貼り、シーリング材をファンタスティックベントと屋根の隙間に塗ります。その後へらなどを使い綺麗に整形しマスキングを剥がします。  車内側のカバーはカットして使うようになってるため、純正のルーフベントに合わせ、2センチのところでマスキングで印をつけカットします。  カットしたカバーをはめ込み同胞されているビスで4箇所を固定します。これも締めすぎは要注意です。ねじが効かなくなるとどうしようもありません!  今回は、これにフィルターも取り付けます。フィルターはファンタスティックベント専用の製品が販売されており、これを付ける事によりファンの音の低減と汚れた空気をある程度フィルターがカットしてくれます。
装着後の使用感
 ベントから真下70センチ程度のことろをデジタル温度計で測定。室内温度38度。ファンを排気の一番強いモードにして約3分、熱気が抜けるのと同時に温度は1.7度下がりました。
 外が過ごしやすい温度の時、ファンタスティックベントを回すと肌寒く感じることもあります。 
装 着 時 の 注 意!
■屋根に登る作業が伴いますので安全に充分配慮してください。また、車輌によっては屋根に登ることができないものもありますので、ビルダーなどで確認されることをお勧めします。
■シールをカットする場合、スクレーパーやカッターなどで手を切ることがないように注意し、軍手や皮手袋などを着用しましょう。
■カバーの開く方向(後部に向かって開く)をよく確認して取り付けを行ってください。
■シーリングは完璧に行ってください。少しでも隙間があると雨が入り、腐ったり、かび臭くなる原因となります。
■全てのビスの締めすぎに注意してください。
■配線を屋根の中に通す作業の時に、純正のハーネスを切ってしまわないように注意してください。
■ファンタスティックベントを使用する場合、吸気〜排気の切り替えは一旦ファンが完全に止まってから行ってください。回っている間に反転させるとモーターに負荷がかかり、ヒューズが切れます。 
作業時間 作業難易度(5段階) 作業のポイント
1時間30分程度 2 純正のシールを取り除くのと、配線ができれば後は簡単です。
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